ヒグのサッカー分析ブログ

ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

きらきらひかれ~明治安田生命J1第9節 ベガルタ仙台vsガンバ大阪~

 さて、今回はガンバ大阪戦を取り上げます。平成最後のゲーム。

↓前節のレビューはこちら

khigu-soccer.hatenablog.com

 

スタメン

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 ベガルタ仙台は、水曜日に行われたルヴァンカップサガン鳥栖戦で4-4-2をトライし、それを継続してきた。狙いについては後程考えていきたいと思う。前節・鹿島戦からは平岡→永戸が変更点となった。

 一方のガンバ大阪も、仙台同様に不調なシーズンでリーグ戦ここ4試合勝ててない。前節・大分戦では3-4-2-1をトライしたが、今節はお馴染の4-4-2の布陣へと戻した。前節からメンバーを5人と大幅に入れ替え、この試合へと挑む。

 

前半

(1)ボックスビルドアップによって再整理されたボール保持攻撃

 試合は仙台がエンドを変えてキックオフする。

 開始5分のフルスロットルな仙台の攻撃からは、この試合に対する意気込みを非常に感じることができた。

 

 さて、仙台は3バックから4バックのシステムに変更して、この試合へと臨んでいる。開始5分を過ぎてゲームが落ち着き始めると、仙台が4バックにして意図していたものがピッチで明らかになってくる。

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 4バックにしたことによる最大のメリットは、ボール保持の面だと思っている。まずはそのボール保持について見ていきたい。

 仙台のボール保持のスタートは、センターバック2人とダブルボランチの4人で形成される「ボックスビルドアップ」が基本だった。

 特に試合を通して多かったのは、パターン1のような形だった。松下が斜め下に落ちて3バック化。アンカーのような立ち位置を取る富田を加えてひし形を形成し、ガンバの2トップに対して優位な立ち位置を取りながら、ボールを前進させる。

 パターン2では、ダブルボランチが2トップの動きを制限(ピン止め)することで、センターバックがフリーでボールを持つ状態を作ることもできていた。

 前方は、横幅を取るのがサイドバックサイドハーフと2トップが中央で近い距離でポジショニングを取っていた。

 

 今までと大きく違うのは、ビルドアップ隊を4人(センターバックボランチ)に固定したことで、海夏や崇兆の位置の選手(3-1-4-2のときはインサイドハーフだった選手)がわざわざ下がってボールを受けることが必要なくなったことだ。

 これで海夏や崇兆は、より2トップと近い距離でプレーできるし、孤立気味だった2トップも中盤の選手が近い距離にいることで、コンビネーションからの崩しを行うことができるようになった。

 このようにポジションとタスクを再整理できたことで、より前線に人を掛けられ、かつ相手ブロック内でプレーする選手を増やすことに成功し、このことでガンバを押し込み、決定機を作り出すことができた。

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 また試合のなかでは、海夏や崇兆がサイドに広がってボールを受ける回数も多かった。

 これも再整理したメリットで、下がる必要がなくなった分、サイドバックからのボールをサイドで受ける(外外循環)ことで、ボールを前進させることが可能になった。

 仙台の攻撃において前節・鹿島戦までで、できていたことといえば、サイドでのコンビネーションからの崩しだろう。おそらく渡邉監督としては、そこを最大限引き出せる形を模索した結果が、このシステム変更だったのではないかと推理している。

 またシステムを変更して面白かったのは、ハモンがサイドに流れてクロスを上げるかシーンが減少し、ペナルティエリア内で仕掛けるシーンを増やせたことだ。

 これは、サイドバックサイドハーフの関係である程度サイドから運べることができるようになったことが理由だ。クロスに対して入る人数も増えたので、攻撃の改善という点では、非常に効果的なシステム変更だったと思う。

 

(2)セットプレーで先手を取られるも、めげなかった仙台

 多くの決定機を生み出すも決めきれない仙台。サッカーというゲームは、そういうチャンスを生かせないと、相手にチャンスが巡ってくるものだ。

 32分に矢島の左コーナーからキムヨングォンが合わせてガンバが先制に成功する。ポイントは、キーパーを巧みにブロックした今野。

 またしてもコーナーキックからの失点なので、反省しなければならないポイントであろう。

 

 得点直後のガンバは、仙台のボール保持を前線からうまくはめ込むことに成功する。

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 33分のガンバの前プレは上図のような形だった。仙台のボックスビルドアップに対して、ガンバも形を合わせることで、仙台の前進を制限。蜂須賀のところでボールを奪うとショートカウンターを発動させ、決定機を作りだした。

 ここが決まっていたら、仙台の自信をへし折ることとなったが、富田が間一髪のところでブロックした。このシーンがこの試合の1つの分かれ目だったように思う。

 

 その後は気を取り直した仙台が、再度押し込む形を作り、ペースを握ることができた。

 特にこの時間以降は、4人に加えてサイドバックもうまくパスコースを作りながら協力し、丁寧に前進することで、ボール保持での落ち着きを取り戻すことができた。

 そして前半終了直前に、スローインの流れから永戸の右足でのミドルシュートが三浦に当たってコースを変わり、ゴールへと吸い込まれ同点に追いつき折り返すことができた。

 永戸にとって嬉しいプロ初ゴールであり、チームとしては、2シーズンぶりのペナルティエリア外からのゴールとなった。

 前半は、1-1で折り返す。

 

後半

(1)2トップを封じ込まれ、ガンバペースでゲームが進む

 前半の仙台は、前述した通りにボール保持からの攻撃でチャンスを作り出すことができていたが、それに加えてポジティブトランジション(守備から攻撃への切り替え)時に、2トップがしっかりボールを収めることで、ポジティブトランジションからの攻撃へと繋げることもできていた。というか、こちらの方が数としては多かった。ハモンもジャーメインもボールを収めて、ポストプレーないしは自らターンすることで、チャンスメイクをしていた。

 しかし後半は、ガンバも仙台の2トップに対してかなり厳しく取り締まるようになって、前半のように上手くいかないことが多くなり、結果的にガンバペースで後半は進んでいくことになる。

 

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 ガンバの攻撃のほとんどが左サイドからだった。キーマンはアデミウソン。ペナ角をメインに動き、他の選手とのコンビネーションや自らが仕掛けることでチャンスメイクしていく。

 象徴的なのが58分。ペナルティエリア内でアデミウソンが仕掛けて、最後はファンウィジョというシーン。ここも枠に入れば1点というシーンだった。仙台としては肝を冷やした場面だ。

 

 仙台としても、しっかり人に食い付いていく、中央を空けないことでガンバの攻撃を守っていた。なかなかセカンドボールを回収できず、厳しい時間が続いたが、しぶとく守れたことは調子が上向かない中でも向上することができていた守備があってこそだと思う。

 

(2)トランジション時の「穴」を見つけ出した仙台

 仙台は71分に、疲労の見えた海夏に代えて関口を投入する。

 ガンバの攻撃が左サイドメインということもあり、守備強度を保つ意味での交代とも見て取れるが、関口に託されたタスクはそれだけではなかった。

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 関口に託されたのは、ポジティブトランジション時にガンバが空ける穴へ潜り込むことだった。

 その穴とは、ボランチサイドハーフの間である。ガンバは切り替え時にどうしてもここのスペースが空いてしまう。関口はここでボールを受けることで、カウンターの発動、また全体の押し上げに貢献していった。なかなか自分たちのターンにならない中で、関口がこのタスクをしっかり行えたことは非常に大きかった。

 ここから少しずつではあるが、仙台もボールを持てるようにはなった。

 ただ、守備で疲弊したせいか、技術的なミスやイージーなミスで、再びガンバへとボールを渡してしまうシーンが多かったことも事実。

 仙台は疲労が見える松下から椎橋へ、ジャーメインから長沢へスイッチし、守備強度を保ちながら、逆襲を目指していく。

 

(3)劇的なゴールが生まれた3つのポイント

 耐えに耐えた仙台だったが、最後にご褒美が待っていた。90+1分に崇兆のクロスに古巣対戦の長沢が合わせて逆転に成功する。

 まさに劇的なゴールだったが、このゴールには3つのポイントがあった。そこを見ていきたい。

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 このゴールはロングボールを回収し、ショートカウンターを発動させたところからだった。

 1つ目のポイントは、ボールを回収したジョンヤが崇兆に出したパス。これは前述したトランジション時に生まれる「穴」を突いたパスだった。これで一気に局面が変わることができた。

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 崇兆がハモンに出したスルーパスはサイドに流れるも、ハモンがサイドでボールを回収し、攻撃は継続。

 2つ目のポイントは、関口。アデミウソンの取っていたペナ角のポジションに関口が立つ。ここ最近の攻撃でなかなかここを取れなかった仙台だが、このシーンでは取ることができた。これで今野を引き出すことに成功する。

 そして3つ目のポイントは、再び走り込んできた崇兆。ニアゾーンまたはハーフスペースと呼ばれるエリアへの侵入だ。以前から言っていたが、レーンを意識する仙台にとって欠かせないハーフスペース。このシーンでは、その重要なスペースへと走り込み、ボールを届けることができた。

 そして崇兆のクロスから長沢が合わせる。エリア内では強い長沢が最後に大仕事をやってのけ、ミッションコンプリート。

 仙台は、連敗後のホームで勝利を飾ることができた。今シーズン初の逆転勝利。

 

最後に・・・

 チームの調子がなかなか上向かないなかでシステム変更を決断した渡邉監督。そして、それに対して疑心暗鬼にならず、前向きにトライした選手たちの姿勢によって得られた勝利だった。

 もちろん細かいところを見れば課題が残る内容ではあったが、それでも新しいチャレンジを行ったことで、まだまだ渡邉ベガルタが進化していくところを見ることができそうで嬉しい限りだ。伸びしろはまだまだ存在している。

 

 特にここまで課題だった攻撃の部分では、とても手応えを感じる内容だったことが喜ばしい。守備の強度と攻撃の精度をより高めることができれば、自ずと勝点は付いてくると思う。100%楽観しているわけではないが、間違いなく光は見えている。

 

 次節は、アウェイでの川崎フロンターレ戦。言わずもがな簡単な試合ではない。まずは、自分たちができる最大限のことをピッチで発揮し、思いっきり王者の庭で暴れて欲しい!! 

あきらめないで、どんな時も~明治安田生命J1第8節 鹿島アントラーズvsベガルタ仙台~

  さて、今回は鹿島アントラーズ戦を振り返ります。

↓前節のレビューはこちら。

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 スタメン

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 ベガルタ仙台のスタメンは、負傷の兵藤の代わって移籍後初スタメンの松下が左インサイドハーフで起用された。それ以外は変更点はなし。ベンチには開幕前に離脱していた椎橋が帰ってきた。

 一方の鹿島アントラーズは、3人変更。キーパーにはクォン・スンテが復帰。両サイドハーフに安部と白崎、2トップが伊藤と土居のコンビとなった。白崎は移籍後初スタメン。

 両者ともに前節敗れており、連敗だけは避けたい一戦となった。

 

 前半

(1)立ち位置で優位を作る鹿島のボール保持攻撃

 前半の試合展開は、ボールを保持する鹿島、ボール非保持からカウンターで好機を窺う仙台という展開になった。

 まずは、鹿島がボール保持で優位に立てた理由から見えていきたい。

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 開始から10分あたりまでは、永木がセンターバック間に落ちたり、サイドバックの位置に落ちたり、サイドハーフが中へ入ってきたりと様々な動きをすることで、最適解を探していた。そんな中でボール保持が安定したのは10分過ぎからだった。

 鹿島のボール保持の特徴は主に3つ。ビルドアップ隊は永木が2トップの間に位置することで、2トップをピン止めし、センターバックがフリーでボールを持てる局面を作る。

 中盤では、横幅はサイドバックが取るが、ボールサイドのサイドハーフは仙台のウイングバックをピン止めすることで、サイドバックがフリーでボールを持てるように設計されていた。

 そして前線では、土居が富田の周辺をウロウロすることで、富田をピン止め。これでレオシルバがフリーになりやすい構造を作った。

 この立ち位置の優位性を活かして、フリーでボールを持つことができ、かつ2つの選択肢(パスコース)を与えられたサイドバックから鹿島の攻撃は始まる。特に左サイドでは、コンビネーションからの崩しで、サイドをえぐることを何度も成功した。

 

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 仙台はフリーになるレオシルバに対して、2トップ(特にジャーメイン)が下がってケアするようになる。応急措置的な変化だった。

 インサイドハーフサイドバックに対して出ていくことを許容しているぶん、2トップにも守備の負担を掛けてしまった形となった。

 このことで、仙台は全体のラインが下がってしまい、ボールを奪ってもなかなかカウンターへと切り替えることができず、鹿島の猛攻に耐える時間が長くなっていった。結果的には鹿島にも助けられ失点は免れた。

 アウェイということを考慮し引いて耐えるのか、それとも全体が押し上げてもう一回敵陣でプレー時間を増やすのか、どのような振る舞いを取るかは課題だ。特に試合中に選手だけで判断することは今後求められていくだろう。

 

(2)仙台がボール保持からの攻撃ができなかった訳

 仙台は前述した通り、前半はカウンターからの攻撃が主だった。15分のハモンのクロスから松下、ジャメと続いた決定機はその象徴だろう。あの場面は決めてもらいたい場面だったが。

 では、仙台がボール保持からの攻撃ができなかった理由を考えていきたい。

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 鹿島のボール非保持時は4-4-2で構えるオーソドックスな形。仙台のアンカー・富田の位置を2トップが起点としているため、3バックは比較的自由にボールを持てる。

 鹿島はサイドにボールが流れたときにプレスのスイッチを入れる。仙台がそのままバックパスしてもプレスを仕掛け、ロングボールを蹴らせて回収するところまでが鹿島のプレスにやり方だった。

 

 ただ、仙台としては3バックが自由にボールを持てるので、中盤より前は立ち位置を取り直したりすることができる。

 しかし、この試合の仙台はなかなか相手のブロックの中にボールを通すことが少なかった。

 それはインサイドハーフがボールを受けたがって、サイドに落ちてきたり、広がったりして、ブロックの外でボールを受ける意識があったからだ。加えて2トップがサイドの裏を狙う傾向が強く、前の4人がブロックの外でプレーしようとするので、鹿島の守備を動かすことができずに、ボール保持からの攻撃が停滞する形となった。

 サイドに数的優位を作って突破するシーンも作ることはできていたが、クロスをセンターバックにはじき返されたり、シュートブロックに合ったりと、最終的にクォン・スンテを脅かすシーンを1シーンしか作れずに前半が終了する。

 仙台は、攻守ともに宿題を残しての折り返しとなった。スコアレスで後半へ。

 

後半 

(1)仙台の修正~その1~

 

 攻守ともに宿題を残した仙台は、後半にしっかりその宿題に取り組んだことを示す。f:id:khigu:20190424214608p:plain

 まず守備では、勇気を持ってスライドすることで前半の鹿島のボール保持を阻害できるようになる。

 ピン止めに遭っていたウイングバックは、鹿島のサイドバックにボールが入ると縦にスライドを行い、その代わり後方は3バックがスライドすることで、サイドハーフに対応するようになる。土居に対しては富田がマンツーマンで見る形を基本とし、土居が流れたら、マークを受け渡すようになっていた。

 このことで仙台はサイドでボールを奪えるようになり、カウンターを前半よりも発動させていった。

 守備に関しては、試合途中での修正が課題に残ることはあるが、ハーフタイムを挟んでしっかり修正できるようになったことはポジティブな面である。

 

(2)仙台の修正~その2~

 守備の修正を書いたので、次は攻撃、ボール保持について。

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 前半は、インサイドハーフも2トップもブロックの外でボールを受けたがる傾向にあったが、後半はインサイドハーフが相手のディフェンスと中盤の間(バイタルエリア)での立ち位置を意識したことで、ブロックの中にボールが入るようになっていった。

 左右バック(ジョンヤと平岡)からインサイドハーフへのパスは少なかったが、ウイングバックを経由して、インサイドハーフバイタルエリアでボールを受けることで攻撃のスピードを加速していくシーンが多くなった。

 そのあとはサイドに流れるハモンを利用してのクロスなどで好機を作りだそうと目指していったが、最後のクロスで合わなかったりコンビネーションのところで合わなかったりと、なかなか攻撃をやり切るシーンを作れなかった、数を増やせなかったことは非常に課題なところだった。

 前半は15分のカウンターでクォン・スンテを脅かせたが、後半を決定的なシーンを作ることができなかった。

 ペナルティエリアまで侵入できても、シュートまで持っていくことができていないのは、ここまで得点が伸び悩んでいる最大の理由だと思っている。

 

(3)脈絡がないのが、セットプレー

 試合は66分に鹿島の左コーナーキックから犬飼が合わせて鹿島が先制点を奪う。脈絡のないのがセットプレー。困ったときのセットプレー。

 この得点自体はキックで勝負ありだった。ゾーン中央で守る常田の頭上を見事に超えた永木のゴールだった。

 

 その後も仙台はなかなかゴール前で決定機を作れない。ジャーメインに代えて石原、足の攣った松下に代えてリャン、蜂須賀に代えて道渕を投入し、なんとか攻撃の糸口を見出そうとするが、鹿島のディフェンス陣を慌てさせるシーンを作りだせなかった。

 

 徐々に鹿島お得意のゲームを殺す流れへと変わっていき、交代選手で守備強度を保ちながら、しっかり時計の針を進めた鹿島だった。

 仙台は最後まで決定機すら作ることができずにゲームオーバー。0-1で連敗となってしまった。

 

最後に・・・

 連敗を喫してしまった。鳥栖戦での勝利をうまく持続することはできなかった。

 内容面で見れば、守備については、ここ数試合はしっかり相手をハメて守ることができており、共通理解が進んでいるし、試合のなかで修正もできるようになってきている。

 一方で攻撃はとても課題が多くて、立ち位置を取ることもだが、最後のフィニッシュのところでもたつくことが多い。大分戦の監督コメントで、「シューターに時間とスペースを与えなければならない」とコメントしていたが、まさにそこは面と向かって克服しなければならない課題だと感じている。

 守備で共通の意識ができている一方で、攻撃ではなかなか同じ絵を描けない、得点のパターンみたいなのが見出せていない現状なのかなと感じている。

 ただ、そこを克服できれば、徐々に勝点を拾えるようにはなると思っていて、まずは攻撃のところでしっかり「型」を見つけるところが大事かなと思う。

 

 ということで次節は、ホーム・ガンバ大阪戦。得点を取れる、浮上のきっかけを掴む一戦として欲しい!