ヒグのサッカー分析ブログ

ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

あとがき2018

 さてさて、本当であれば天皇杯の決勝を書いたり、今シーズンのまとめ記事を年末までに書く予定でありました。

 が、決勝参戦以降に体調を思いっきり崩し、記事を書くどころか決勝を見直すまでの意欲が湧かず、今日ここまでを生きております。

 もう今年までに間に合わないし、間に合わせようともしていないので、年内に書くことは諦めました。ご自愛ください。

 決勝は来年のどこかでリハビリ企画的な感じで書きたいと思います。

 

 ということで、今年も終わりに近づいているのでこの1年を振り返りたいなと。そういう記事でございます。適当に読んでいただければと思います。

 

今シーズンのベガルタ仙台について

 今シーズンのベガルタ仙台は、リーグでは13勝6分15敗で勝ち点45の11位、ルヴァンカップではグループステージを1位突破したもののプレーオフステージで湘南に敗れ、決勝ラウンドへは行けず。天皇杯では、ベガルタ仙台史上初めて決勝に進出。浦和レッズと対戦したものの0-1と惜敗し、初タイトルとはなりませんでした。

 リーグでは終盤まで目標とする5位以内のチャンスが十分にあるシーズンでしたが、終盤に失速する形で、ズルズル順位を下げ、最終的には11位といつもとほぼ変わらない順位でのフィニッシュとなりました。

 今シーズンは最終的には、相手の仙台対策に悩まされ、なかなか自分たちが表現したいサッカーをできないことで苦しみました。昨シーズン以上に、仙台を研究し対策するチームが増えたと思います。

 おそらくきっかけは、あの「2-8」で敗れた横浜Fマリノス戦からかなと個人的には感じています。あの試合ではマリノスは高い位置から激しいプレッシャーを掛けることで仙台から自由を奪い、マリノスペースでゲームが進みました。

 あの試合あたりから仙台に対して、積極的に前からプレスを掛けるチームが増えたかなと思います。

 しかしそれでも仙台は夏場に結果を残すことができました。それは、夏なので相手のプレッシングも体力の低下とともに落ちていくということです。

 仙台の夏場の戦い(第16節・横浜Fマリノス戦から第25節・清水エスパルス戦)は5勝4敗1分、奪った得点は18点。そのうち後半に奪って得点は13点。もともと後半に得点が多いチームではありましたが、やはり夏場は相手の体力が低下してきたところで得点ができていたと思います。

 しかし気候も涼しくなり、相手も前プレができるようになると仙台は苦しみました。加えてエースだった西村がロシアに移籍したことも影響がなかったとは言えません。

 マリノス鳥栖、札幌といった前からプレスを仕掛けるチームや浦和や鹿島など、独自のやり方で仙台に対応するチームも登場し、そこを超えることができずにチームが失速したというのが今シーズンだったのかなと個人的には思います。

 なので、来年はこのような対応・対策をしてくる中でどれだけそこを超えていけるかがひとつのポイントなのかなと感じています。

 

 しかし、リーグが終盤戦で失速した一方で、カップ戦ではファイナリストになることができました。これは今年の最大のトピックです。ベガルタ仙台というクラブがまたひとつ大きくなるための重要な一歩であり、そして「タイトル」という目標を夢ではなく、確実な目標に設定することができたことは何よりです。

 ベガルタ仙台というクラブは一段一段、階段を昇ってきたチームです。この悔しさを必ずや糧にし、そして乗り越えてくれると信じています。

 

自分のことについて

 ベガルタ仙台についてはここまでです。あとは個人の反省文というか感想文です。

 

 まずは改めて今シーズンも読んでくださり、本当にありがとうございました。

 今シーズンはリーグ戦30試合のレビューを書かせていただきました。大学生から社会人へと環境が変わる中で、自分ではここまで書けるとは思ってませんでした。

 

 今シーズンは、今も書いたように、大きく環境が変化した一年でした。

 大学生から社会人になり、このブログを続けることができるかは心配というか懸念していましたが、なんとか時間を捻出しながら書くことができました。三連戦とかの日は地獄でしたね(笑)

 やはり、時間は大学生のときよりも確実に限られているなと感じる日々です。優先順位を決めながら生活しないとキャパオーバーしてしまうなという感想です。

 

 そしてもう一つの変化が、私のようなベガルタ仙台の戦術ブログを書く人やTwitterベガルタの戦術について分析する人が急増したことです。これが一番大きな変化かなと思います。いわゆる「ベガルタ戦術部」とか「仙台界隈」と呼ばれる人たちです。

 なぜ、こんなに増えたのか経緯は不明なのですが、本当に増えたなと(笑)

 そんな変化のなかで、今まで自分1人でやってきたものが、多くの人が始めることで、他者を意識せざるを得なかったのは本音です。もちろん皆さんと切磋琢磨してやりたい気持ちはあったのですが、どうしても誰よりもいいものを書こうとか、なるほどと思わせる記事を書きたいとか、そういう邪念がありました。

 なので、終盤はチームの失速とともに個人的にも悩める日々を過ごしたな(笑)というのがこの一年を振り返って思うところであります。そこは来年への個人的な課題です。

 

 ただ、これだけ仙台に戦術好きが増えたことは、嬉しいというか、しっかりサッカーを見ようという文化が少しずつでも出来つつあることは、いいことかなと思います。

 なので、これがブームではなくしっかり根付いてほしいです。一過性のものではなくて、たとえ今の勢いはなくても、持続可能な形でみなさんには続けていってほしいなというのが個人的な想いです。なので、みなさん頑張りましょう(笑)

 

 ということで、そろそろこの記事も終わりにします。本当に今シーズンもありがとうございました。来年も相変わらず続ける予定なので、またアップしたら読んでください。

 今年一年、お疲れさまでした。また来年、お会いしましょう!よいお年を!!