ヒグのサッカー分析ブログ

ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

切ない・・・。~J1 1stステージ 第9節 サンフレッチェ広島vsベガルタ仙台~

 ついに公式戦4連敗の仙台。自問自答を繰り返す日々の中での連戦であるが、今節は広島とのゲーム。

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 仙台は菅井、武井、金園を起用、さすがに連戦であり、チームの状態も悪いのでメンバーをいじってきた。広島も丸谷、清水、野津田を起用、こちらは仙台と打って変わって連勝中なのだが、連戦ということでメンバーを変えてきた。

 

前半~慎重な中でも~

 前半は連戦の影響もあって、互いにリスクを負わないゲーム運びをしていた。仙台も広島も相手がボールを保持したら、まずはブロックを組むことを第一に得点よりも失点を取られないような戦いだった。

 仙台は、広島のサッカーへの対応として、ボールサイドに人数をかけて、逆サイドの選手は基本的に捨てるような守備が広島対策としての王道である。仙台は今節もスライドすることで広島の攻撃に対応していた。

 ただ、広島もこの守備に対抗するために大きなボールを使かったりピッチの幅をボールを動かすことで広く使い、仙台のブロックを動かしていた。仙台は連戦のためかスライドで対応することがやっと。この守備をするためには多くの運動量と、ハードワークが要求されるが連戦のために球際に対して強く行くことが出来なかった。

 37分の野津田の得点シーンではピッチを広く使われたことと、縦のボールの出し引きによってスキを作ってしまって先制点を取られてしまった。あまりリスクを負っていなかった広島であるが、丁寧にボールを動かすことで得点に結びつけることができた。

 一方の仙台は、ボールを保持できる(広島が持たせていた)時間帯があったが、とにかくミスが多かったのと、縦パスを入れても広島の3バックに簡単につぶされることがあまりにも多すぎ、攻撃の形を全く作ることが出来なかった。ミスすることを恐れて、それが反対にミスになるという非常に切ない現象を仙台は繰り返してしまった。

 ということで1-0で広島リードで折り返し。

 

後半~良くなっているようで良くなっていない~

 後半、仕切り直しと行きたい仙台は、前線から激しいプレスで広島のミスを誘う。林が加入してから後ろからのビルドアップがやや劣ろえてきているので、有効ではあった。おかげで、仙台は高い位置でマイボールにできることが多くなった。

 しかし、シュートシーンはほとんどない。広島の帰陣が早いのと、それに伴い仙台はミスを恐れて作り直してしまうという状況が続いたからである。後半はウイルソンが右サイドに流れてチャンスメイクする場面があったが、堅い広島の守備をこじ開けれない。

 逆に広島は前掛かりになった仙台に対して浅野を投入。これで広島は浅野の裏という共通認識ができたことで全体のプレーの選択がより明快になった。66分にはリャンの横パスをかっさらった野津田が浅野の裏へ。浅野は自慢のスピードで鎌田を振り切りGKと1vs1だったが決めきれず。鎌田はこのプレーで太もも裏をやって多々良と交代。その10分後には自陣で青山が茂木をつぶすと一気に浅野の裏へロングフィード。これに矢のごとく走った浅野が今度こそ決めて20。

 その後も仙台は林を脅かすようなチャンスを作れず、あっさりと敗戦。これでリーグは4連敗。公式戦5連敗となった。

 

最後に・・・

 おそらく今シーズンワーストの内容だった。すべてが見ていて切ない・・・。パス回しでミスが絶対起こるし、球際には強くいけていない。シュートに対する意識も低く、全体的にミスを恐れたプレーが多かった。思わず「勝つ気あるの?」と問いたくなるようなゲーム展開だった。

 もちろん連戦ではあるし、疲労も蓄積している状況なので一概に文句は言えないのは確か。けど、戦う姿勢だったり、チャレンジしていく姿勢はもっと見せないと連敗は抜け出せない。戦術云々も大切ではあるけど、その前にメンタルの部分でどれくらい準備できているかがとても大切だと思う。

 次節はまたホームに戻って2位・FC東京とのゲーム。鎌田、渡部が不在と痛い面はあるし、連敗中でもある、けどだからこそミスを恐れずチャレンジする姿勢を持って戦ってほしい!!