ヒグのサッカー分析ブログ

ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

今できる最大限の戦い~明治安田生命J1第1節 ベガルタ仙台vs名古屋グランパス~

 さて、今回はリーグ開幕戦・名古屋グランパス戦を振り返ります。黒神降臨試合。

↓前回のレビューはこちら

khigu-soccer.hatenablog.com

 

スタメン

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 先週のルヴァンカップ浦和レッズ戦では、惨敗を喫したベガルタ仙台。先週の反省を生かして、リーグ開幕戦では勝利を目指したいところだ。

 開幕戦のスタメンは、4-4-2。左サイドバックに今週チームに加わった柳貴博がさっそく起用され、その左サイドでコンビを組むのは匠。2トップの一角には名古屋から加入した赤﨑秀平がジャーメインとコンビを組む。ベンチには関口も帰ってきて、徐々にメンバーも戻ってきているところだ。

 

 一方の名古屋グランパスは、ルヴァンカップ鹿島アントラーズ戦で勝利し、シーズンを白星でスタートした。昨シーズンは監督が途中で変わり、成績も振るわなかった名古屋。今シーズンに掛ける思いは強いはずだ。

 スタメンは鹿島戦と同じメンバー。新加入組では、広島から移籍してきた稲垣祥、川崎から加入した阿部がスタメン。また両翼には、レンタルバックで帰ってきたマテウスと相馬が起用されている。ベンチには、シミッチや青木、湘南から加入した山崎ら実力者がベンチで出番を待つ。

 

前半

(1)浦和レッズ戦の反省を活かして~その1~

 まずは、前半はルヴァンカップ浦和レッズ戦において課題となった部分が、このリーグ開幕戦で、どのように修正を行われていったのかを見ていきたい。

 

 はじめに守備から。

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 浦和戦では、ジャーメインと匠ががむしゃらなプレッシングをするものの、後方が連動できず、奪いどころも曖昧で、浦和に好きなようにやられてしまい、結果的に5失点を喫することとなった。

 しかし、この名古屋戦では前からプレッシングをしっかり修正した。

 役割としては、ファーストディフェンダーとなる2トップは、名古屋のボランチを監視しつつ、相手のセンターバックへプレッシングを行う。このときにボランチへのパスコースを切りながら、サイドへと名古屋の攻撃を誘導させることが意識されていた。

 そしてサイドへと誘導するとサイドハーフサイドバックがともにボールホルダーへと果敢にプレスを掛けてボールを奪いきるという守備が仙台の狙いだった。

 浦和戦よりも狙いと連動した動きが見れて、がむしゃらさもなくなり、この1週間でかなり整理できていた印象だった。

 

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 しかし、名古屋も仙台の守備に対して対応していたのも事実。前線の前田と阿部がライン間(というよりは、仙台のボランチサイドバックセンターバックの三角形の中)に位置し、そこから足元でボールを受けたり、裏へランニングをすることで仙台のプレスをいないしていった。

 名古屋は、サイドバックサイドハーフがサイドに張ることが多く、そのためサイドへとボールが渡ると仙台はスライドしなければならない。しかしスライド時に、どうしてもサイドバックセンターバックに距離が生まれ、そこを前田と阿部にうまく利用されてしまった形となった。

 なので、仙台としては狙いとして守備があったものの、そこでうまくボールを奪い取る回数は決して多くはなかった。

 

(2)浦和レッズ戦の反省を活かして~その2~

 続いて攻撃について。というよりかは、カウンター予防について。

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 浦和戦の仙台は、上図のように吉野が落ちて3バック化し、そこからサイドバックサイドハーフ、加えて2トップが絡んで崩していくシーンが見られた。

 これ自体は良かったのだが、吉野が移動することで中央のスペースが空き、そこを浦和に突かれてカウンターから失点するパターンがあった。

 要は、ボールを持っているときのカウンター予防というのが、名古屋戦での1つの修正ポイントとなった。

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 ということで名古屋戦では、選手の移動はせずに4-4-2を維持する形を取った。

 名古屋が4-4-2になり、前からプレッシングを掛けてくるのに対して、仙台はセンターバックからそのプレッシングを超すようなボールを2トップへ送ることがほとんどだった。

 そこから2トップが収めて、サイドハーフと絡む形や、競ったセカンドボールを回収し、攻撃へ転ずる形を狙っていた。

 

 また、ボランチが移動せず、システムを維持することで中央にスペースを与えない。このことで、前半は名古屋に対してほとんどカウンターの機会を与えなかった。

 この辺りは、目指している攻撃の形を妥協し、守備を優先した結果と言えるだろう。

結果的にボール保持したときの攻撃は、浦和戦よりも厚みがなくなり、サイドでの崩しも苦労していた。

 まずは失点を減らすことを優先するなかで、現実的な対策を打ったというのが真実ではないだろうか。

 

 試合は、18分にセットプレーの2次攻撃からシマオが決めて先制する。

 しかし、34分に前半途中から右サイドに登場した前田に柳が出し抜かれ、マイナスクロスを阿部に決められて同点で追いつかれる。仙台の左サイドがウィークポイントとされ、そこを上手く突かれた形だった。

 前半は、1-1で折り返す。

 

後半

(1)米本のハードワークと繰り返される名古屋のターン

 後半に入ると米本が動き出す。

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 ボール保持のときには、列を降りてボールを受け、両サイドバックを高い位置へと押し上げた。

 薄くなった中盤ではリンクマンとして阿部がボールを受けることで、うまくバランスを取っていた。

 また米本は守備になると、前線に加わって前プレ隊の一員になったり、中盤エリアで得意のボール狩りをするなど、攻守に渡りハードワークすることで、名古屋のターンを繰り返すことに貢献していた。

 新加入の阿部もそうなのだが、米本の存在も今シーズンの名古屋にとって大きい気がする。それだけ米本は、攻守に渡って関わり続けていた。 

 

(2)我慢に我慢を重ねる仙台

 米本の躍動とともに、後半はより名古屋のゲームとなり、我慢に我慢を重ねることとなった仙台。しかし、その中でもしっかり修正・対応を行っていた。

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 仙台は、名古屋がビルドアップの形を変えたこともあるが、むやみに前から行くことを止めて、後ろで構える時間が長くなった。特にサイドハーフは、前と連動することよりも相方のサイドバックとの距離を意識し、サイドにボールが渡ったときに協力してプレスを掛けられるような準備・ポジショニングを取っていた。

 またライン間でボールを受けていた前田に対しては、ボールが入ると平岡が寄せるようになり、このことで前田に自由を与えないようになった。

 もちろん、平岡が寄せることでシマオとの距離が空くリスクがあったが、そこを名古屋に突かれなかったこと、またやり切ることでなんとか隠すことができた。

 

 後ろ重心になったことで、カウンターを発動させる機会が前半よりも減ってしまったが、我慢強く名古屋の攻撃を封じることで、次第に名古屋の攻撃もパワーも弱まり、ミスも増えた。このことはしぶとく守備をした成果だと言えるだろう。

 

(3)守備強度を保とうとする仙台

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 仙台は、匠に代えて関口、赤﨑に変えて崇兆を投入する。赤﨑はケガ明けということもあり、おそらく70分までの出場と決まっていたのだろう。

 現在、攻撃の選手が少ないなかで、優先したことは守備強度を保つことだったと思う。

 関口がトップ下に起用された以降は、前線のプレス強度も良くなり、後方はかなり助けられたのではないだろうか。

 しかし、75分あたりをすぎると次第に、疲労が見えるようになる。そこを逃さないのが阿部。トランジション時にできるボランチ脇のスペースに顔を出し、そこから決定機を2つ作る。残念そこはヤクブ・スウォビィクで、なんとか凌いだものの、死んでもおかしくないシーンだった。恐るべし阿部浩之

 

 ということで、両者ともに死力を尽くした開幕戦は1-1での引き分け。ドロー発進となった。

 

 最後に・・・

 ドロー発進となった仙台。浦和戦の反省を活かしながら、今のチームでできる最大限の力で戦った試合という内容だと個人的には感じた。

 ケガ人が多くいる中で、まずは守備を整備することで傷を最小限に抑えながら、仙台らしく粘り強く、我慢強く戦うことができたのではないだろうか。

 もちろん、もっともっとやるべきことはあるし、課題ももちろんある。しかし、いっぺんに直すことはできないし、まずは1つ1つできることからやっていくことが大事なのだと考えている。

 

 幸か不幸か、新型コロナウイルスの影響で、リーグはしばらく中断期間に入る。まずはここまでの課題に取り組み、また戦術をより浸透させていって欲しい。加えてケガ人の復帰も待ちたいところだ。

 再開予定は3月18日の浦和レッズ戦。奇しくも木山ベガルタの初陣の相手であり、スタジアムだ。さらに練度を上げたチームで、浦和にリベンジを果たすことを期待したい!!

船出~YBCルヴァンカップグループB第1節 浦和レッズvsベガルタ仙台~

 どうも、お久しぶりです。ヒグチです。

 まずは、「フットボール戦術批評」を読んでくださった皆さま、ありがとうございました。また今年も粛々と更新していくので、よろしくお願いします。

 

 ということで、今回は木山監督の初陣。ルヴァンカップ浦和レッズ戦を振り返ります。

 

スタメン

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 木山隆之新監督を迎え、この試合が初陣となるベガルタ仙台。今キャンプでは、ケガ人が続出し、なかなか全員が揃った状態でトレーニングをすることができなかった。

 そのなかで選ばれた11人。鹿島に移籍した永戸の左サイドバックには常田。ボランチには新戦力の吉野恭平。前線には武者修行から帰ってきた佐々木匠らが起用された。後方は概ね昨シーズンと変更はないものの、前線はケガ人の影響もあり、若いメンバーが名を連ねた。

 攻守においてアグレッシブなサッカーを目指す木山監督。そのアグレッシブな姿勢を出せるかが1つの注目ポイントだ。

 

 一方の浦和レッズは、今シーズン4バックをトライ。この試合では4-4-2を採用した。2トップは、杉本と昨シーズンJ2得点王で新潟から加入したレオナルドがコンビを組む。興梠や槙野といったメンバーは、ベンチからのスタートとなった。

 

前半

(1)連動性に欠けた仙台の前プレ

 まずは、仙台の前プレについて書いていきたい。

 仙台の今年のテーマに「前からボールを奪いに行く」というのがある。昨シーズンは後ろに重心を置く時間が長く、耐える時間が長かった。

 なので、今年は前から奪いに行くことで、守備のときにも主導権を握ってプレーしたいという思いがあるのだと思う。

 

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 浦和はボール保持したときには、基本的には西川、2CBとボランチ、それに山中がビルドアップ隊になる。

 多くの場面では、柴戸がアンカーの位置、柏木が右サイドバックの位置でボールを引き出すことが多かった。山中は基本的にはサイドバックの位置を保ちながらも、ボランチの動きによっては、偽SBの振る舞いをしていた。

 また前線では、杉本が中盤に落ちてくることが多く、そこへ当てて、全体を押し上げていくことを1つの狙いとしていた。

 

 それに対して仙台は、前からプレスを掛けていく。プレスのスイッチャーは2トップ。おそらく匠とジャーメインがプレッシングを開始した時点で、全体で押し上げて、相手陣地でボールを奪い、ショートカウンターを狙いたかったのだと思う。

 しかし、現実はそう甘くはない。2トップがプレッシングに行っても、中盤より後ろは人が掴まえきれておらず、前方と後方のプレスの連動性に欠けてしまい、結果的に3ライン(DF-MF-FW)が間延びしてしまい、そこへ縦パスなり、フィードを通されるシーンが多くなった。

 また仙台の左サイドでは、落ちてくる柏木に対して、渉が付いてくことが多く、後方の常田は、橋岡と関根を見ることとなり数的不利ができていた。その象徴が9分の失点だった。あの場面では、岩波が橋岡へフィードを送るところがスタートとなるが、常田が橋岡へ中途半端なプレスを掛けてしまったことで、その裏の関根をフリーにさせてしまった。

 2失点目も、連動性に欠けたプレスで、中盤を間延びさせてしまい、そこで岩波がレオナルドに縦パスを通したところからが起点となっている。

 

 前からボールを奪いたいものの、どのようにボールを奪いに行くのか、どこでボールを奪いたいのかが、この試合では整理されていなかった。翌週のリーグ開幕までには、スカウティングも含めて整理、対策をしっかりして欲しいところだ。

 

(2)仙台のボール保持と脆弱だったネガトラ対策f:id:khigu:20200219210245p:plain

 仙台が、ボールを保持したときにポイントとしていたのは、浦和の2トップの脇だった。ここを起点の攻撃を開始することを狙いとしていた。

 仙台は、吉野がサイドバックの位置に落ちる動きをしていた。右サイドに登場するシーンが長かったが、左にもしばしば登場していた。

 この動きをトリガーに、サイドバックが高い位置に、サイドハーフがハーフスペースに侵入する。また左サイドでは、匠が中→外の動きで幅を取っていたことも特徴的だった。

 おそらく仙台としては、ハーフスペースにいる吉野や平岡を起点に、サイドバックサイドハーフの3人でサイドを崩していく狙いを持っていたと思う。

 14分に吉野の縦パスを受けた道渕が、ミドルシュートを放ち、惜しくもポスト直撃のシーンを作ったが、あれは1つの狙いだっただろう。また41分、42分と立て続けに仙台はゴールを決めているが、あのような蜂須賀のクロスにファーで左サイドバックが合わせることも、狙いとしていただろう。往年の菅井とパクが懐かしい。

 

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 しかし、その一方でボールを奪われたとき(ネガティブトランジション)に脆弱な場面を見せたことも数多くあった。

 仙台は前線に人を掛け、またビルドアップ時にボランチ1枚がサイドへと流れるために、中央には松下しかいない状態になる。

 よって、ボールを奪われると中央にスペースがある状態になり、そこへ杉本やレオナルドが登場し、ボールを受けられカウンターを発動させてしまうシーンを多く作られてしまった。

 特にこの試合はボールの奪われ方が悪く、簡単に相手にカウンターの機会を与える場面が多かった。

 この辺りもしっかりと開幕までの修正すべきポイントだろう。

 

 前半は、浦和に3点のリードを許すものの、41分、42分と立て続けに渉が決めて2-3。1点差で後半へと向かう。

 

後半

(1)修正を施した仙台

 後半は、51分に常田が関根を倒してPKを与える。それを杉本に決められて、再びリードを2点差に広げられてしまった。

 開始早々に失点をしたものの、仙台はハーフタイムで攻守ともに、修正を施して、後半へ挑んでいた。そのあたりを見ていきたい。

 

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 まずは、守備面。前半は、守備の基準点がハッキリしておらず、また前後で間延びが起きてしまい、浦和に中央のスペースを好き勝手やれせてしまった。

 後半は、しっかり守備基準点を明確にしながら、かつエリアごとの役割も整理されていた。特に左サイドでは、渉が橋岡を見ることで、マークをハッキリさせた。柏木が落ちてくるシーンも同時に少なくなったことで、匠の前プレからボールを奪い、カウンターへと持ち込めることも多くなった。

 また、落ちてくる杉本に対しては、前半は平岡が付いていくシーンが多かったが、後半はボランチに受け渡しをするようになった。このことで、平岡とシマオは持ち場から離れることも少なくなり、またボランチがしっかり杉本を監視することで、杉本に簡単に収めさせることも減少させることができた。

 

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 次に攻撃面。特にボール保持では、3つの修正が行われた。

 まずは、右サイドの攻撃。前半同様に吉野を起点に、蜂須賀と道渕でサイドを攻略していくシーンは多々あった。後半は吉野が運ぶドリブルで、汰木を釣り出し、蜂須賀へ。そこから道渕が相手のセンターバックサイドバック間をフリーランニングで抜け出すシーンが見られた。前半は足元でのプレーが多かったものの、後半は裏へ抜け出す意識が増えた。

 それに呼応して、道渕が抜けたことで空く手前のスペースにジャメや匠が絡むことで、より同サイドを多くの人数で崩していく姿勢が見られた。

 このことでよりペナルティエリアの近くでプレーできる回数も増え、クロスを上げる場所も、タッチラインではなく、よりペナルティエリアに近い位置からクロスが上がることが多くなった。

 3つ目は、左サイドバックに新加入のパラが入ったことで、左サイドで幅を取れる選手が登場し、左サイドからも攻撃ができるようになったことだ。

 パラは、点を取らなきゃいけない状況には、積極的な仕掛けでチャンスを作ることができて効果的な印象を受けた。ただ、リードした状態やスタートから起用するとどうなるかは、見てみないと分からない。特に守備の面。

 

 このような修正を施したことで、前半よりも主導権を握ってプレーすることができたと思う。しかし、最後のところでの精度は欠いてしまった。このところは、すぐに直るわけではないので、日々のトレーニングから磨いていって欲しい。

 

(2)その後の試合展開

 その後は、お互いに久々の公式戦ということもあり、疲労も見え始め、少しゲームのテンポが落ちていった印象だった。

 仙台は渉に代えて、崇兆。浦和は、汰木に代えてマルティノスを投入する。

 78分に、仙台は自陣で崇兆がパスミスをすると、浦和のショートカウンターが発動。最後はマルティノスが冷静に決めて、2-5とし、ゲームを決定づけた。

 

 その後の約15分間も、仙台は最後まで諦めずにゴールを奪いに攻めに行くが、追加点を奪うまでには至らなかった。

 ということで、木山監督の初陣は、2-5。課題の多く残る結果となった。

 

最後に・・・

 木山新監督の船出は非常に厳しいスタートとなった。前からプレスに行くにしろ、攻撃にしろ、守備にしろ、どの局面においても課題が残る形となり、まだまだやるべきことが多いなという印象を受けた。

 

 しかし、一方でネガティブなばかりではなく、ポジティブなところもあった。

 渉が2点決めたこと。帰ってきた匠がフィジカル的にしっかり通用できるようになったこと。新戦力の吉野が、球出し役として機能したこと。

 そして、チーム全体に目を通せば、前半こそうまく行かないことが多かったものの、ハーフタイムで修正し、チャンスを作り出せたこと。

 

 もちろん、課題の方が多いことは確かだが、良いところもあった。まずはこの一週間しっかり準備して、リーグ開幕戦である名古屋グランパス戦ではいい内容で、そしてホーム開幕戦を白星でスタートしてほしい!!