ヒグのサッカー分析ブログ

ヒグのサッカー観戦日記からのお引越しです。ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

酷暑の中で得た勝ち点1J1 2ndステージ第6節 アビスパ福岡vsベガルタ仙台

 みなさん、お久しぶりです。大学のテストが忙しくて、ブログをさぼっていました。テストも終わり夏休みに入ったので、ぼちぼち復活していきたいと思います。

 まずは、鹿島戦を振り返る前に、第6節福岡戦を振り返りたいと思います。

 第6節時点で年間最下位の福岡。夏の補強ではマリノスから三門、ジュビロから駒野を補強。2ndステージに入ってから徐々に上向きになってきている。この試合では坂田と金森の2トップ。ウェリントンはベンチスタートとなった。亀川がリオ五輪のために不在。

 一方の仙台。新潟、湘南に勝ったことで中位グループに入り込めている。スタメンは新潟戦から変わらず。キックオフ時点で30℃ある気温との戦いにもなった、そんな試合。

■前半「暑さ」に対しての両チームの答え

 このゲームの最大のポイントは、いかに「暑さ」と付き合うか、だっただろう。お互いにハードワークがチームの生命線であるがゆえに、90分いかにして戦うかということは、勝利を得るためには重要なポイントとなった。

 まずは福岡。福岡はエースであるウェリントンではなく、スピードに持ち味がある。坂田と金森が2トップを組んだ。このメンバー起用が表すように福岡は序盤から、2トップに対して、裏へ走らせるような長いボールを多用する。狙いは2つ。まずは2トップが裏に走って、起点を作ることで、仙台の最終ラインを下げさせることである。特に金森は右サイドの流れて、博文をサイドに引っ張り出す動きを何回も繰り返していた。福岡の前線で裏へ走る選手は3人。2トップの坂田と、金森、左サイドハーフの為田である。為田は坂田とのアイソレーションで抜け出していくシーンを作っていく。福岡はまずは自分たちが走ることで、相手にも走らせることを強いたというわけである。

 2つ目の狙いはセットプレーを得ること。流れの中での攻撃を完結させなくても、セットプレー特にコーナーキックを獲得することは多かった。また城後がロングスローを投げられるので、高い位置でスローインでも問題はなかった。まずは地道に福岡はチャンスを作っていくことを狙いに攻撃を仕掛けていた。

 仙台の戦い方はいつも通りだった。それは主体的にボールを握ること。ボールを握り、サイドをうまく使って攻撃することで、福岡のブロックを揺さぶって、相手を走らせようという狙いである。福岡は守備時は442で撤退し、最終ラインにもあまりプレスを掛けてこなかったので、三田が下りるいつものビルドアップのやり方で、ボールを保持し、サイドから崩していく展開へと持っていくことが出来ていた。

 そして先制点は36分。相手を押し込んでの右サイドの崩しから。大岩がペナルティエリア深くで、奥埜にヒールパス、抜け出した奥埜は、中のウイルソンへグラウンダーのパス。それをウイルソンが押し込んで先制。久しぶりのサイドからきれいな崩しだった。ウイルソンはこれで3試合連続ゴール。

 

 その後はお互いにチャンスらしいチャンスが訪れず、前半終了。仙台は自分たちでボールを保持することで、うまく暑さと付き合うことが出来た内容だった。

■後半消耗戦にさせたアビスパ福岡

 後半は、前半と変わり、福岡が押し込んでいく時間帯が長くなる。

 福岡は前半、守備の時は全体的に442で撤退し、ゴールまで守るシーンがほとんどだった。よって押し込まれる展開となってしまい、結果的に先制点を許してしまった。 

 福岡は同点にするためにも前に出なければならない。ということで福岡は全体的にラインを押し上げて、仙台に対してプレスの強度を高めることで自分たちが主導権を握ろうとした。

 福岡は仙台がサイドにボールを出したらそこを守備のスイッチとしていた。大岩や石川直樹にボールが入ったときに為田と城後は強烈なプレッシングを掛けに行く。前半であれば、仙台がサイドにボールを渡したときに、必ずサイドハーフボランチが中でパスコースを作って、逃げ場を作るが、福岡はそこもしっかり抑えることで、仙台のボール回しのテンポを狂わせていった。そして前半同様にコーナーやスローインといったセットプレーを得ていく。

 そして同点ゴールは57分。何度も得ていた右サイドの高い位置からのスローイン。城後が投げたボールはニアサイドにいたハモンが目測を誤り、後ろにそらしてしまう。そしてその後ろから詰めていた坂田が押し込んで同点。この試合、何回かあったハモンの目測の誤りが失点につながってしまった。城後がそれを狙っていたらお見事。

 後半は打って変わって苦しい展開の仙台。前半は福岡が自陣にいてくれたことで落ち着いてボールを回せていたが、相手が出てきたことでボールを落ち着かせることが出来なくなっていった。こういう時は2トップがサイドに流れてそこにボールを入れることで、仙台は攻撃していくのだが、この暑さでウイルソンもハモンも後半はいまいち体が動いていなかった。よって苦しむ仙台。時間を経過するごとにボールを握れる時間帯もあったが、シュートまで持ち込むシーンは皆無。後半の攻撃は全く機能しなかったと言っていい。

 そんな状況の中で、ハモンに変えて新戦力パブロジオゴを投入する。パブロは持ち味であるスピードでたびたびチャレンジしていくシーンが見られた。78分には、カウンターからウイルソンへの決定的pなパスを出すもウイルソンは痛恨のトラップミスを起こす。相当疲弊していたウイルソンだった。

 

 展開はまた徐々に福岡へという流れに変わっていく。福岡はウェリントンを投入し最後まで仙台ゴールへと襲い掛かった。仙台は水野、藤村をサイドハーフに入れることで守備の強度を保ち、最悪引き分けでもOKという流れに持っていく。そして集中した守備で何とか守り切った。

 消耗戦になったこの試合は、互いに最後の精度を欠いて、11のドローとなった。

■最後に・・・

 前半は狙い通り、ボールを動かすことでうまく暑さと付き合った仙台だが、後半に入り、福岡のプレスが厳しくなると、自分たちが走ることになり、結果的にしんどいゲームへと福岡に持っていかれてしまった内容だった。

 しかし例年のことを考えれば最後に力尽きてしまっただろうし、暑い九州の地で勝ち点1を拾えたことは、それなりに意義があったことだと思う。これもまた地力が付いた証拠ではないだろうか。

 

 というわけで福岡戦はこんな感じ。今週中に鹿島戦もアップします。

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