ヒグのサッカー分析ブログ

ベガルタ仙台の試合分析が中心です。

今年のJ1の順位を勝手に予想してみた2015(後編)

では、後編です。どうぞ!!

10位,湘南ベルマーレ

昨年のJ2を爆走し、快進撃を見せたJ2トレンド第1の刺客・湘南。過去昇格したシーズンは1年でJ2へ戻ることになる結果となってしまい、今年こそは何としてでもJ1に居続けたいという思いが強いだろう。今オフでは一番の出入りがあったチームだが、主力の遠藤や永木は残留。丸山、武富といった昨年の快進撃を支えた選手はレンタル元へ帰ったもののバイア、山田直輝を補強し穴埋めは問題ない。ただし予算の関係上ウェリントンを放出せざるを得なくなり、エースがいなくなったことは不安材料である。代わりに獲得した藤田やブルーノが結果を出さなければいけない。

 今シーズンはJ1という舞台でどれくらい昨季のサッカーができるか、ある意味挑戦の年となる。個人的には楽しみなチームの1つであるので、期待を込めてこの順位に予想。

11位,横浜F・マリノス

 シティコネクションで連れてきた新監督はフランスのU21代表監督も務めた経験のあるモンバエルツ氏。監督も変わり、ある程度サッカーは変わってくるのかもしれないが、今オフは驚くくらいの補強を行わなかった。ルーキーとレンタルバックの選手だけになった(どうやらブラジル人FWが来るとか来ないとか・・・)。よって陣容は昨季と変わらず、ベテランが多いメンバー構成になりそう。こうやって何年も同じメンバーでやることはお互いの選手をよく理解しあえている仲であるメリットがある一方で、マンネリ化が生じたり、新しい選手がなかなかスタメンになれず、新陳代謝が進まないというデメリットがある。もし結果が出ずに夏に補強をしてもその選手がすぐにチームになじみ、試合に出れるかは微妙なところである。

 どうやら大黒柱の中村俊輔がけがで23か月の離脱を余儀なくされるようなので、これを新たな取り組みをするチャンスととらえるかピンチととらえるかで結果が変わってくるのではないだろうか。

 中澤はじめ、アジアの歴戦を経験したメンバーが多くいるマリノスなので、苦しみながらも結局は中位あたりで落ち着くのではないかと予想。

12位,サガン鳥栖

 昨年は中盤まで首位争いを演じていたにも関わらず、なぜかユンジョンファン氏を解任し、自ら優勝争いに手を引いてしまった鳥栖。昨年の途中から吉田恵コーチを監督に昇格させ、なんとか最後までACL圏争いに参戦していたが、結果は5位に終わった。今シーズンから吉田氏をまたコーチにさせ、森下氏を監督に招へいした。森下氏と言えば磐田の監督時代、パッとした成績を収められず、2013年には序盤で大コケをしたことで途中解任となった人物なだけに、なぜ彼に監督を任せようと思ったのか、よくわからない。答えは開幕してからわかるだろが・・・。

 今オフは大量放出の噂もあったが、結局主力で抜けたのは安田のみで、豊田も林もキム・ミヌも健在である。補強は安田が抜けた穴に吉田豊と、また磐田からぺク・ソンドンを獲得したぐらい。一向に今シーズンの戦い方が読めないだけに不安もあり12位と予想。

13位,ベガルタ仙台

 我が心にチーム。多くの主力が抜けただけに不安もあるし、周りからの評価も低いが、「きっとやってくれる!」という願望と新しいチームでうまくいかないこともあるだろうと考え、この順位を予想。

詳しくこっちの記事の記事を見てね♪

14位,アルビレックス新潟

 案外危ないんじゃないかと個人的に思っているのが、新潟。一昨年は後半戦に大きく躍進した、大井や舞行龍を中心とした堅いDFラインとJリーグ一のボール狩りの名人・レオ・シルバは今年も健在である。ただ、新潟のサッカーには点を必ず決めてくれる点取り屋がいなければならない。一昨年は川又が大爆発したが、彼も今は名古屋に移籍。。となると今シーズン、新潟が上位を目指すには指宿や鈴木武蔵の活躍が必要になってくる。彼らが一昨年の川又のゴール数を取れれば上位も見えてくるが、そうでなかったら残留争いに巻き込まれる危険がある気がしてならない。このオフは田中亜土夢フィンランドへ行ったが、中盤にはいい選手が揃っているだけにあまり試合を追うごとに問題は解決するはずだ。

 新潟のカギを握るのはFW陣。彼らが新潟の命運を左右するだろう。

15位,ヴァンフォーレ甲府

 「ムービングフットボール」を標榜し、攻撃的なサッカーを好んでいた城福氏をものの見事にリアリストへと変貌させたのが甲府というクラブ。今年はそんな彼も去り、代わりにやってきたのがマリノスの監督を辞めたばっかりの樋口氏。確かに樋口氏のサッカーと甲府はマッチングしそうなのだが、如何せん樋口氏はマリノス以外でこれといった成績を収められていない。ただ、これといってひどい成績でもないのも事実ではあるが。。

 それに今シーズンはDFラインの中心であった佐々木と青山が抜け、代わりに昨季ルーキーで入った畑尾と北九州から移籍した渡邉がその穴を埋めることになりそうだが、やはり昨年の2人とは差があり、DFラインに不安がある。また外人が総とっかえになり、Jリーグを経験しているアドリアーノは計算できるものの、エンリケとジバウに関しては未知数な部分がある。

 しかし、そんな甲府だがなんとか残留できるだけの知恵と知識を持っているクラブだと思っているので、この順位に予想。

16位,清水エスパルス

 昨年はサッカー王国・静岡のプライドを持って何とか残留をした清水だが、今シーズンはどことなく心配。吉田豊や高木、ノヴァコビッチが抜けたにも関わらず、つい最近までこれといった補強をせず、2月のニューイヤーカップでは手探り状態が否めない状況だった。ようやくデュークとウタカを補強し、何とか陣容はそろったものの、ここまで不確定要素が多いし、応急処置感が否めない。

 ある程度どのポジションにもいい選手が揃っているだけに、普通にやれば強いチームなのだが、なんだか使い切れずに終わってしまいそうな気がする。。清水が生き残るために必要なのはまとまり感と、監督のはっきりした采配な気がする。

17位,松本山雅FC

 J2トレンド第二の刺客。アルウィンという素晴らしいスタジアムと大勢のサポーターと乗り込む初めてのJ1である。Jリーグ屈指の知将・反町監督に率いられたチームはどれだけJ1でできるか楽しみだが、やはり戦力的に見て厳しい戦いが予想される。エースの船山を失い、レンタルだった山本、犬飼が帰ってしまった。今オフは坂井や池元、荒田などできる限りの補強は行った。あとは反町氏がどれだけ相手を分析し倒し、抜群の選手起用結果を出すかにかかっている。

 しかし個人的には、厳しい戦いなのは変わらないので、1年でまたJ2へ戻ってしまうと予想。

18位,モンテディオ山形

 J2トレンド第三の刺客。昨年は山岸の奇跡のヘディング弾が注目を浴びまくったが、システム変更してからの快進撃から昇格、そして天皇杯決勝進出は本当に美しかった。ただ、毎年プレーオフで上がってきたチームは1年間ズタボロにされてJ2へ帰っていくというのが通例。やはり1年通して順位が4位や6位だとJ1のレベルには到底及ばないのかもしれない。今シーズンの山形も戦力、そして加入選手を見てもやはり厳しい戦いが続きそう。

 石崎氏と共にどれだけJ1のクラブに対抗できるか、楽しみではあるが、一方でやはり厳しいのは変わりないので、この順位に予想。

 ということで、ざっくり予想してみました。どうだったでしょうか??

 今シーズンもJ1は混戦になりそうな気がします。。それでも面白くそして熱いゲームをJリーグには今シーズンも期待したいと思います。

 

 それでは!(^^)!